途中出場の原田が逆転弾亜細亜:◯九里(4年・岡山理大附)※3戦3勝3完投拓殖:佃(3年・広島商業)ー●石橋(4年・明徳義塾)本塁打:亜細亜・原田(4年・福岡第一)[7回に石橋から2ラン]、亜細亜・中村篤人(4年・青森山田)[8回に石橋からソロ] 雨が降りしきる中始まった第1試合、ここまで秋季2戦2勝2完投のエース・九里だったが、初回はぬかるむマウンドに苦しみ、安打と2四球で1死満塁のピンチを招く。ここでゲームは41分間中断されるが、再開後に内野ゴロと、拓殖6番・鈴木(2年・山梨学院大附)のタイムリーで3点を献上する。 ただここで大崩れしなかった九里は、2回以降安定した投球を見せる。 すると亜細亜打線は2回・4回に得点し、じわりじわりと拓殖投手陣にプレッシャーを与えていく。そして迎えた7回に途中出場の原田が拓殖2番手・石橋から逆転となる2ラン本塁打。これでスコアをひっくり返すと、8回には4番・中村篤人がダメ押し本塁打。 投げては奮投する九里を嶺井が好リード。相手の盗塁を読み切り二塁で刺すなど、今日も安定感抜群だったバッテリーはそのリードを守り切り、亜細亜がそのまま勝利。開幕5連勝を飾った。◎亜細亜大学・生田勉監督「4年生が活躍してくれました。九里・原田もそうですし、嶺井の好判断もありました。(逆転本塁打の原田は—)今、同じ一塁手の遠藤の状態が良かったので使いどころがなかったのですが、彼はもともと技術があるので、今日のような打撃ができる選手です。よく打ってくれました」文:高木遊取材協力:東都大学野球連盟
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