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Channel: スポーツナビ+ タグ:拓殖大学
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オールジャパン組み合わせと展望

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明日からbjリーグを除くトップリーグ、実業団やクラブチーム、大学、高校の垣根を越え真の日本一のチームを決める大会、第84回天皇杯・第75回皇后杯全日本総合バスケットボール選手権大会(オールジャパン)が始まります。大会期間は1月1日(木・祝)~5日(月)と1月10日(土)~12日(月・祝)の期間で行われます。入場料は1月1日(木・祝)~3日(土)までは会場が代々木第2体育館と東京体育館が一般2,500円、高校生1,000円、小・中学生500円。1月4日(日)、5日(月)からは会場が代々木第1体育館になり、コートサイドが4,500円、アリーナが3,500円、スタンド一般が3,000円、スタンド高校生が1,500円、スタンド小・中学生が1,000円。1月10日(土)~12日(月・祝)はコートサイドが5,000円、アリーナが4,000円、スタンド一般が3,500円、スタンド高校生が2,000円、スタンド小・中学生が1,000円となります。スタンドの小・中学生料金が4日(日)、5日(月)と10日(土)~12日(月・祝)が1,000円と同じ料金なら、せめてスタンド高校生料金も4日(日)、5日(月)と10日(土)~12日(月・祝)と同じ1,500円にしてあげたほうがよくないですか?高校生に入場料2,000円も払わせるつもりですか?会場も代々木第2体育館から代々木第1体育館に変えて準々決勝以降の料金が今年より上がってるし…ウィンターカップといいオールジャパンといい入場料金をどんどん値上げしていますね!どういう意図で料金設定を上げたのか教えてほしいです。安易に上げて入場者数が減ったら意味がないですからちゃんとしたリサーチしたんでしょうか?コスト面だけで値上げしていないことを祈ります。男子組み合わせ各ブロック毎に展望しますが、どのブロックもベスト8へは順当にJBL勢が勝ち上がると思うのでJBL勢以外で展望したいと思います。アイシンブロックJBLアイシン・シーホースがいるこのブロックは明治大学が1回戦を勝ちあがり、2回戦で洛南高校との対戦をみたいですね、明治の金丸選手と洛南の比江島選手の対決もみたいですし、高さでいうと洛南の谷口選手が明治より分がありますからね。反対は大学チャンピオンの慶応義塾大学が三菱電機への挑戦権を得るために横河電機と新潟教員の勝者と争いますが、横河電機が社会人1位のためかなり苦しい戦いになると思いますが頑張ってほしいです。このブロックの組み合わせアイシン・シーホース(JBL1位)1月3日(土)にツースリー、明治大学、洛南高校の勝者と対戦ツースリー(中国) vs 明治大学(学生5位)洛南高校(近畿)1月2日(金)にツースリー、明治大学の勝者と対戦慶應義塾大学(学生1位)1月2日(金)に横河電機、新潟教員の勝者と対戦横河電機(社会人1位) vs 新潟教員(北信越)三菱電機・ダイヤモンドドルフィンズ(JBL8位)1月3日(土)に慶應義塾大学、横河電機、新潟教員の勝者と対戦トヨタ自動車ブロックこのブロックはJBL2のチームが2チームに社会人チームが2チーム、大学が2チームが入っていますが、ここはやはりJBL2勢が若干有利でしょうか。登録問題で急遽出場が決まった横浜ギガスピリッツの調整がうまくいっているのかも気になりますね!このブロックの組み合わせ東芝・ブレイブサンダース(JBL5位)1月3日(土)に豊田合成・スコーピオンズ、横浜・ギガスピリッツ、専修大学の勝者と対戦豊田合成・スコーピオンズ(JBL23位) vs 横浜・ギガスピリッツ(関東)専修大学(学生4位)1月2日(金)に豊田合成・スコーピオンズ、横浜・ギガスピリッツの勝者と対戦豊田通商・ファイティングイーグルス(JBL21位)1月2日(金)に四国電力、同志社大学の勝者と対戦四国電力(四国) vs 同志社大学(学生8位)トヨタ自動車・アルバルク(JBL4位)1月3日(土)に豊田通商・ファイティングイーグルス、四国電力、同志社大学の勝者と対戦日立ブロックこのブロックはインカレで旋風を巻き起こした天理大学と国士舘大学がオールジャパンでも旋風を巻き起こすことができるでしょうか。さらに高校2チームには1勝を目指して頑張ってほしいです。このブロックの組み合わせ日立・サンロッカーズ(JBL3位)1月3日(土)に天理大学、イカイレッドチンプス、明成高校の勝者と対戦天理大学(学生6位) vs イカイレッドチンプス(東海)明成高校(東北)1月2日(金)に天理大学、イカイレッドチンプスの勝者と対戦国士舘大学(学生2位)1月2日(金)にJR東日本秋田、延岡学園高校の勝者と対戦JR東日本秋田(社会人2位) vs 延岡学園高校(インターハイ優勝)リンク栃木・ブレックス(JBL6位)1月3日(土)に国士舘大学、JR東日本秋田、延岡学園高校の勝者と対戦パナソニックブロックこのブロックはインカレで不本意な成績に終わった青山学院大学と日本大学がどういった戦いをし、インカレの悔しさをぶつけることができるか?ここもJBL2のチームがその2大学の前に立ちはだかることになるでしょう。このブロックの組み合わせレラカムイ・北海道(JBL7位)1月3日(土)に石川・ブルースパークス、鹿屋体育大学、青山学院大学の勝者と対戦石川・ブルースパークス(JBL24位) vs 鹿屋体育大学(九州)青山学院大学(学生3位)1月2日(金)に石川・ブルースパークス、鹿屋体育大学の勝者と対戦アイシン・エィ・ダブリュ・アレイオンズ・安城(JBL22位)1月2日(金)に日本大学、札幌市役所の勝者と対戦日本大学(学生7位) vs 札幌市役所(北海道)パナソニック・トライアンズ(JBL2位)1月3日(土)に、アイシン・エィ・ダブリュ・アレイオンズ・安城、札幌市役所の勝者と対戦女子組み合わせ各ブロック毎に展望しますが、どのブロックもベスト8へは順当にWJBL勢が勝ち上がると思うのでWJBL勢以外で展望したいと思います。JOMOブロックこのブロックは学生がたくさんいるブロックです。1回戦から大阪人間科学大学と筑波大学があたっています。この勝者がJOMOと対戦することになるでしょう。インカレチャンピオン拓殖大学と早稲田大学の大学生に教員チームがどういった戦いをするのでしょうか。このブロックの組み合わせJOMO・サンフラワーズ(WJBL1位)1月3日(土)に大阪人間科学大学、筑波大学、小林高校の勝者と対戦大阪人間科学大学(近畿) vs 筑波大学(学生5位)小林高校(九州)1月2日(金)に大阪人間科学大学、筑波大学の勝者と対戦拓殖大学(学生1位)1月2日(金)に愛知学泉大学、千葉女子教員の勝者と対戦アイシン・エィ・ダブリュ・ウィングス(WJBL8位)1月3日(土)に拓殖大学、愛知学泉大学、千葉女子教員の勝者と対戦デンソーブロックこのブロックはW1チーム、社会人、大学、高校様々なカテゴリーのチームが集まっています。ここはインターハイチャンピオンの桜花学園が社会人1位の山形銀行相手にどこまでやれるかですが、もしここに勝利すれば次の武庫川女子大学もなんとかなるかもしれませんので、ウィンターカップを優勝した勢いで乗り越えてほしいです。このブロックの組み合わせシャンソン化粧品・シャンソンVマジック(WJBL5位)1月3日(土)に星城高校、環太平洋大学、エバラ・ヴィッキーズの勝者と対戦星城高校(東海) vs 環太平洋大学(中国)エバラ・ヴィッキーズ(WJBL10位)1月2日(金)に星城高校、環太平洋大学の勝者と対戦武庫川女子大学(学生3位)1月2日(金)に山形銀行、桜花学園高校の勝者と対戦山形銀行(社会人1位) vs 桜花学園高校(インターハイ優勝)デンソー・アイリス(WJBL4位)1月3日(土)に武庫川女子大学、山形銀行、桜花学園高校の勝者と対戦富士通ブロックこのブロックはW1リーグの三菱電機とトヨタ紡織対秋田銀行の勝者が勝ちあがるでしょう。このブロックの組み合わせ富士通・レッドウェーブ(WJBL3位)1月3日(土)に函館大学、秋田銀行、トヨタ紡織・サンシャインラビッツの勝者と対戦函館大学(北海道) vs 秋田銀行(東北)トヨタ紡織・サンシャインラビッツ(WJBL11位)1月2日(金)に函館大学、秋田銀行の勝者と対戦三菱電機・コアラーズ(WJBL9位)1月2日(金)に鹿屋体育大学、JOINの勝者と対戦鹿屋体育大学(学生8位) vs JOIN(四国)日本航空・JALラビッツ(WJBL6位)1月3日(土)に三菱電機・コアラーズ、鹿屋体育大学、JOINの勝者と対戦トヨタ自動車ブロックこのブロックは日本女子体育大学、鶴屋百貨店、大阪体育大学のところが激戦ですね。反対側は山梨クィーンビーズと山形大学の一騎打ちでしょう。このブロックの組み合わせ日立ハイテク・クーガーズ(WJBL7位)1月3日(土)に日本女子体育大学、鶴屋百貨店、大阪体育大学の勝者と対戦日本女子体育大学(学生4位) vs 鶴屋百貨店(社会人2位)大阪体育大学(学生2位)1月2日(金)に日本女子体育大学、鶴屋百貨店の勝者と対戦山梨クィーンビーズ(WJBL12位)1月2日(金)に新潟医療福祉大学、山形大学の勝者と対戦新潟医療福祉大学(北信越) vs 山形大学(学生6位)トヨタ自動車・アンテロープス(WJBL2位)1月3日(土)に山梨クィーンビーズ、新潟医療福祉大学、山形大学の勝者と対戦明日の対戦カード代々木第2体育館会場第1試合 13:00~ 女子1回戦鹿屋体育大学(学生8位) vs JOIN(四国)第2試合 14:40~ 女子1回戦函館大学(北海道) vs 秋田銀行(東北)第3試合 16:20~ 男子1回戦天理大学(学生6位) vs イカイレッドチンプス(東海)第4試合 18:00~ 男子1回戦豊田合成・スコーピオンズ(JBL23位) vs 横浜ギガスピリッツ(関東)東京体育館会場第1試合 14:40~Aコート 女子1回戦日本女子体育大学(学生4位) vs 鶴屋百貨店(社会人2位)Bコート 女子1回戦新潟医療福祉大学(北信越) vs 山形大学(学生6位)Cコート 男子1回戦ツースリー(中国) vs 明治大学(学生5位)Dコート 男子1回戦横河電機(社会人1位) vs 新潟教員(北信越)第2試合 16:20~Aコート 女子1回戦星城高校(東海) vs 環太平洋大学(中国)Bコート 女子1回戦山形銀行(社会人1位) vs 桜花学園高校(インターハイ優勝)Cコート 男子1回戦四国電力(四国) vs 同志社大学(学生8位)DコートJR東日本秋田(社会人2位) vs 延岡学園高校(インターハイ優勝)第3試合 18:00~Aコート 女子1回戦愛知学泉大学(学生7位) vs 千葉女子教員(関東)Bコート 女子1回戦大阪人間科学大学(近畿) vs 筑波大学(学生5位)Cコート 男子1回戦日本大学(学生7位) vs 札幌市役所(北海道)Dコート 男子1回戦石川・ブルースパークス(JBL24位) vs 鹿屋体育大学(九州)オールジャパン公式サイト http://alljapan.jabba-net.com/2009/

高校生の進路先

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25日発売の月刊バスケットボールに全国大会出場校の高校生の進路先が掲載されていました。関東1部、2部やインカレに出場していた主な大学、Wリーグなどのチーム別に紹介します。大学(男子)サウスケントスクール(スラムダンク奨学金)谷口大智(洛南)早川ジミー(福岡第一)関東1部青山学院大学大澤慎平(桐光学園)山崎将也(新潟商業)比江島慎(洛南)大峰龍盛(佐賀北)中深迫諒太(鹿児島工業)東海大学高山師門(東海大菅生)杉山捷(東海大三)名取駿(東海大三)福澤陽太(東海大三)太田純(東海大三)小林雄輝(東海大三)吉川譲(東海大三)川瀬秀太(北陸)狩野祐介(福岡第一)専修大学高橋陽(能代工業)立山健太(能代工業)廣島駿(北陸)日本大学石川海斗(明成)浜田将行(土浦日本大)泉栄人(土浦日本大)國井貴晃(土浦日本大)飛田浩明(取手松陽)岡部奨(八王子)法政大学加藤寛樹(洛南)金谷友裕(八戸西)神池隆浩(土浦日本大)岩崎貴宏(土浦日本大)岸翔太郎(福大大濠)中央大学佐藤将斗(洛南)小野大貴(明成)渡邉良健(幕張総合)入戸野良(東海大菅生)下釜康輔(福大大濠)慶應義塾大学清水隆亮(春日部)筑波大学星野拓海(市立船橋)砂川貴哉(北中城)関東2部日本体育大学水沼孝広(宇都宮工業)横山拓巳(幕張総合)大東文化大学岸本隆一(北中城)藤井祐亮(藤枝明誠)猪狩承平(土浦日本大)堀口貴大(土浦日本大)中野裕市(前橋育英)大久保祐平(正智深谷)大久保亮(正智深谷)和田保彦(市立船橋)張方(北陸)嶋埜亘(れいめい)国士舘大学来栖祥太(取手松陽)畑昴志(取手松陽)板垣庸介(取手松陽)阿部勝馬(幕張総合)板垣祐輔(八王子)曹宇辰(北陸)増井現(藤枝明誠)近藤喗(藤枝明誠)明治大学三富修平(市立船橋)古屋貴弘(日川)上野翼(福大大濠)塩田大祐(長崎西)富永響(長崎西)早稲田大学相井昴大(洛南)藤原龍介(洛南)大塚勇人(福大大濠)菊池田知起(桐光学園)西山悠輝(福大大濠)白鴎大学横塚螢(宇都宮工業)石川裕一(福岡第一)拓殖大学菊池和雄(桐光学園)井上雄也(桐光学園)林秀亮(日川)佐々木陽(北陸)長谷川智伸(福大大濠)順天堂大学飯田啓人(能代工業)田代高之(岐阜総合学園)大下内仁(福大大濠)関西1部天理大学豊田稔朗(取手松陽)船津誠人(佐賀北)高橋真介(大分舞鶴)同志社大学木村健吾(洛南)東拓哉(大分舞鶴)立命館大学俣野龍平(洛南)中村悠太(科学技術)横田充紀(大塚)新井成勲(近畿大附)原田一樹(光泉)金子陸(福大大濠)後藤正太郎(長崎西)京都産業大学岩田良介(四日市工業)川合勇成(四日市工業)谷口哲(出雲北陵)関西大学大西駿佑(初芝橋本)藤井雄介(光泉)台良裕則(大分舞鶴)東海1部浜松大学和田力也(延岡学園)石崎駿(宇都宮工業)武藤英仙(藤枝明誠)シダット・ジャーラ(延岡学園)大坪将太(延岡学園)愛知学泉大学野崎亮太(桜丘)川熊史弥(桜丘)井上友樹(鳥取工業)田中裕惟(れいめい)九州1部鹿屋体育大学枡田祐介(広島皆実)内村祥也(延岡学園)女子(Wリーグ)JOMO・サンフラワーズ間宮佑佳(東京成徳大)シャンソン化粧品・シャンソンVマジック深野羅定咲(桜花学園)元山夏菜(昭和学院)デンソー・アイリス大沼美咲(山形商業)阿部幸音(聖カタリナ女子)日本航空君山舞夕奈(土浦日本大)アイシンAW磯部夏紀(桜花学園)濱口京子(聖カタリナ女子)岡野紗紀(安城学園)三菱電機・コアラーズ風間緑(常葉学園)トヨタ紡織田中優里(誠英)橋詰菜未(岡豊)大学(女子)関東1部筑波大学淀野潮里(土浦日本大)拓殖大学富永藍(福井商業)松蔭大学鎌倉芳(金沢総合)専修大学渋谷実菜子(明成)箭内瞳(福島西)関戸恵(明星学園)宮田光(高岡第一)白鴎大学後藤美紀(桜花学園)上原希莉子(岐阜女子)宮崎優子(東京成徳大)廣田恵里(中津北)早稲田大学丹羽裕美(桜花学園)金山舞穂(金沢総合)傅田みのり(金沢総合)浅原三友(中村学園女子)玉川大学梅木智加子(桜花学園)立田怜(札幌創成)邉見優香(明成)川嶋紗生(金沢総合)荒井美鈴(岐阜女子)大長亜佐美(浜松開誠館)関東2部日本体育大学秋林美帆(明桜)広倉綾乃(樟蔭東)園田彬香(樟蔭東)水上智賀(富岡東)東京学芸大学北舘美保(昭和学院)松本有万(長崎女子)石塚祐希(中津北)東京女子体育大学地口ひかる(明星学園)江戸川大学吉田彩奈(山形商業)小沼めぐみ(土浦日本大)大江美香(千葉国際)関西1部大阪体育大学小宿咲(津幡)戸田雅子(津商業)武庫川女子大学小河加奈(神戸龍谷)関西外国語大学吉野瑞希(札幌創成)松田萌(高崎商業)中川真実(高岡第一)片山美緒(高岡第一)貝川加倫(福井商業)南原真樹子(大阪薫英女学院)立命館大学山川華奈(山形商業)小笠原みどり(浜松開誠館)櫛谷真未(滋賀短附)山口真由(富岡東)東海1部愛知学泉大学薮田早紀(樟蔭東)小泉愛莉(明成)小林礼奈(昭和学院)尾崎万理音(千葉国際)福原菫(安城学園)桜花学園大学西野いずみ(常葉学園)佐藤彩香(明成)中京大学小林美樹(桜花学園)常川愛里(高岡第一)森本杏奈(岐阜女子)岡田麻莉子(岐阜女子)廣瀬今日子(小林)鹿屋体育大学角田杏子(慶進)樽木ひとみ(精華女子)池上留理(小林)松田友里香(小林)九州共立大学西村佳織(誠英)森由紀(長崎女子)岩男麻希(中津北)西南女学院大学坪根知佳(慶進)野原裕梨(慶進)山根柚子(誠英)川原はるか(中津北)大学はまだまだ全国へ進出できなかったチームにいた有力選手がたくさんいるでしょうから、どの大学がいいリクルートができたかは言えませんが、各地区トーナメントや新人戦でデビューする選手もいるでしょうから楽しみですね。アジアを制した女子U-18のメンバーがどこに行くのかと思っていたら土浦日大の淀野選手が筑波大学への進学を選んだ以外は3年生全員がWリーグのチームにいきました。女子は今年度3年生と2年生は1978年生まれ世代以来のゴールデンエイジにあたると思うので、来年も争奪戦が激しそうです。大学生のトップリーグへの進路先も今後気になるところです。人気ブログランキングへクリックのご協力お願いします!!

関東大学サッカーリーグ戦

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第2節対拓大 4月17日埼玉スタジアム2○○2第2グラウンド関東一帯が季節外れの雪に見舞われたこの日。グラウンド上の雪かきの影響で、第一試合、第二試合共に予定より30分遅れてのキックオフという事態となった。新田圭(経4)の出場停止、安柄俊(経2)のケガによりFWの駒不足に悩まされた中大は、ケガから復帰したてのエースストライカー林容平(文3)のスタメン起用に踏み切った。するとキックオフからわずか3分、右サイドから田港周平(法3)が上げたクロスの先には林。ゴール前の混戦の中、ボールはゆっくりとゴールに吸い込まれた。幸先よくスタートを切った中大は積極的に追加点を狙う。六平光成(経2)や佐藤謙介(文4)のスルーパスに、平田直也(商2)、奥山慎(商2)の俊足コンビが抜け出し、何度もチャンスを演出した。30分には奥山からパスを受けた林がドリブルで相手ディフェンスをかわし、2点目のゴールを挙げる。前節流経大相手にに5失点の大敗を喫した拓大を相手に、さらに優位に立ちたいところだったが、拓大も前線の選手が個人技から決定機をつくり始める。後半に入るとさらに顕著になり、相手をフリーにさせてしまう場面も目立った。シュートミスや岡西宏祐(法2)の好セーブに助けられ、かろうじてしのぎきる。後半開始から15分間シュートを打てない状況を見て佐藤監督は動いた。「練習試合で結果は出していたし、どこかで使いたいと前から思っていた」という富田学(総3)、川越勇治(商1)の両FWがここでリーグ戦デビューを果たす。前半からの中大の豊富な運動量は拓大を圧倒し、この時間には拓大ディフェンス陣は集中力を欠きつつあった。若き中大FWは拓大の安易なミスを見逃さず、積極的にゴールに迫っていった。あと一歩でネットを揺らすことはできなかったが、「(今日出た選手は)よくやっていたと思う。初めてで緊張してしまうところがあっても、試合をやっていけば慣れていく」と畑中亮人主将(経4)も評価する。相手にペースを握らせてしまう場面もあったが、2試合連続の完封勝利という中大らしい結果。開幕2連勝は実に3年ぶりだ。試合結果○中大2-0拓大●スターティグメンバー GK岡西 DF畑中主将(58分⇔古賀鯨太朗・法1) 大岩一貴(経3) 佐藤秀行(商4) 田港 MF佐藤謙六平平田渡部一平(3) FW林(68分⇔川越) 奥山(68分⇔富田)佐藤監督「今日はメンバーが変わって、やるべきことを徹底した。つなぐところをしっかりつないでいくところ、プレスかけるべきところなど確認した。後半途中まではプラン通りだった。守備面はハードワークしてる分、運動量が落ちてしまったこともあるが、取れるところをしっかり絞って取れば疲労も軽減される。うちは優勝目指してる以上そうしなきゃいけない。向こうにもいい選手はいたが、決めるところを決めていれば終盤もっと楽になったかな」畑中主将「(後半は若いメンバーになったが?)1、2年が多い中でやっているので、新しく出た人は思い切ってやらないとチームの底上げにならない。(次節に向けて)勝ち点3取ることが目標なので、できなかったことをしっかりやっていく。自分たちが主導権握って、ゲームをコントロールしていきたい。(負傷交代だったが)次節には問題ないと思う」林「今週の火曜から全体練習に合流した。(完治してない中での2ゴールだが)シュート自体は良くなかったけど、ゴールはゴールなので。またしばらくしたら強いチームと当たるので、そこでしっかりやらないと。早くケガ治して、得点王は絶対に狙っていきたい」

【新主将の決意⑥】1部昇格へ2部校主将たちの想い

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 今日開幕した東都大学野球春季リーグ(3部は先週金曜日より開幕)。1部ではいきなり前季王者亜細亜が敗れるなど、早くも激戦の予感が漂っているが、1部昇格を争う2部もその戦いは熾烈を極める。普段はゴルフ場として営業している神宮第2球場を脱し、学生野球の聖地神宮球場を目指す戦いからも目が離せそうにない。 今季は名門東洋大学が2部へ降格してきたが、その東洋大学でさえ、簡単な試合は少ないはず。今回はその東洋を迎え撃つ2部3校の主将たちの決意を紹介する。写真上林弘樹・・・埼玉栄ー東京農業大学4年。内野手写真中北條貴之・・・志学館ー拓殖大学4年。内野手写真下豊村剛志・・・前橋工ー国士舘大学4年。内野手東京農業大学(2012秋3位)林弘樹「昨年の最終戦を無駄にしない」昨年の4年生が抜けての新チームですが、どのようにここまで取り組んできましたか?—林「去年の4年生が最後にとても良い試合をしてくれた(対立正2回戦/9回の逆転本塁打で2季続いていた最下位から脱出し、3位に)ので、その試合を無駄にしないようにということを頭に入れていますね。あとは下級生がのびのびとやりやすい環境にするよう心がけています」全部員をまとめるためにしていることはありますか?—林「ミーティングを増やして、全員の前で僕の考えを話すようにしています。就活で練習に出られない選手もいますが、一部の選手とだけ話していても、チームワークは成り立っていかないので」今季の目標を教えてください—林「今、チームの雰囲気がとても良く、皆必死でやれているので、それを1試合1試合100%出せるようにしていけば結果もついてくると思うので、優勝して秋は1部でできるようがんばります」拓殖大学(2012秋6位)北條貴之「ひたむきに、背中で見せる」主将に就任してからしばらく経ちましたが何か変わったことはありますか?—北條「主将になった時に、監督さんから“主将だからといって考えすぎずに、ひたむきにやってくれればいい”と言われたのですが、主将になると、引っ張っていかないという気持ちがどうしてもあって、みんなにあれこれと言っていました。でも1ヶ月前ぐらいにやっぱり監督の言う通りだなと思って、自分のことを精一杯やって背中で引っ張っていければいいと考えるようにしています」昨年できた寮がとてもキレイだそうですね(それまでは各自で下宿)。1人1部屋とも聞きましたし—北條「でもまだ生かし切れていないですね。なので今は基本から見直して、寮の庭からまずは全員でキレイにしていこうとやっています。学年でどうとかではなく、むしろ4年生が全員で引っ張って、みんなでやっています」今季の目標を教えてください—北條「どれだけ自分の行動・言動で1つになって向かって行けるかだと思うので、しっかり意識を高く持って戦い、1部に昇格したいです」国士舘大学(2012秋季6位)豊村剛士「春に懸ける想いを行動に」 150人弱の部員をまとめる苦労はありますよね?—豊村「はい、みんな高校ではレギュラーでやってきた人が集まっているんですが、それがBチームとかCチームと分けられていくとモチベーションを保つのは難しいです。でも、そういう選手も野放しにしておくわけにはいかないし、そういう選手を大事にしていかないとうまくいかないかなと思うので、みんなで一緒にやっていけるようにというのは常に心がけています」昨年は春季2位から秋季では一気に6位となってしまいました—豊村「4年生が最後までしっかりやらないといけないなと感じています。就職などが決まってくると難しい部分もあるのですが、それは新チームが始まる前に、しっかりやっていこうと話しました。そうして結果を求める上でしっかりやれたら後輩もついてくると思うので」目標である1部昇格のためにすべきことは何だと思いますか?—豊村「もうここまで来たら技術面はあと少しなので、春に懸ける想いを行動にしていこうと話しています」【4月9日の試合】第1試合 10:00~東洋大学vs拓殖大学1回戦第2試合東京農業大学vs国士舘大学1回戦会場:神宮第2球場(神宮球場隣)文:高木遊取材協力:東京農業大学硬式野球部、拓殖大学硬式野球部、国士舘大学硬式野球部

東洋、拓殖が先勝も監督立腹東洋vs国士舘農大vs拓殖[東都大学野球2部]

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ドラフト候補左腕対決東洋:◯△能間(4年・桐蔭学園)ー阿部良(3年・浦和学院)国士舘大学:●△岩崎(4年・清水東)ー萩野(3年・健大高崎)ー宮武(2年・丸亀城西)ー山本基(3年・玉島商業)※△は左腕 東洋・能間、国士舘岩崎とドラフト候補左腕同士の先発で始まった試合は、4回岩崎が突如崩れ、連続四球。このチャンスで送り出された代打小笠原(2年・大社)が値千金のタイムリーツーベース。(岩崎は6回を投げ降板)国士舘の2番手荻野からも着実にダメ押しした東洋が4−1で勝利。能間は本調子ではなく完投もあとわずかで逃したが、国士舘が打ちあぐねた。【コメント】東洋大学・高橋昭雄監督「能間は今日球が抜けていたね。でも代える投手いないしね。今日は小笠原が良く打ってくれた。あれだけだよ。野球が弱い。力強さがないね。明日は原に頑張ってもらう。東洋が1部復帰、そしてまた1部で頂点立つには彼が育たなければと思ってますので」国士舘大学・永田昌弘監督「完敗です。もう少し打ってくれると思ったんだけど。凡ミスも6つぐらいあったでしょ。(岩崎について—)彼はなぜか急に四球が出始めるんだよね。いいものは持っているのに。そこは本人が立て直すしかありません」頼れる4番の1発農大:●谷川(3年・筑陽学園)ー平峯(3年・鹿児島南)拓殖:◯佃(4年・広島商)ー福永(3年・神村学園)ー宮城(3年・滋賀学園) 農大が谷川、拓殖が佃の両先発ともピリッとせずに試合はシーソーゲームに。そこでゲームを決めたのは拓殖の頼れる4番高橋弘樹(4年・拓大紅陵)。5回、谷川の甘く中に入ったストレートを振り抜くと、打球はレフトフェンスをはるかに越える3号逆転3ラン。「めっちゃ良い場面で打てました」と打った本人も満面の笑みでインタビューに振り返った。 投手陣も福永そして宮城で終盤、農大の反撃をなんとかかわし、拓殖が6−5で勝利した。【コメント】拓殖大学・内田俊雄監督「まだまだですよ。特にピッチャーは1週間空いてしっかり調整もしてきたのに。こっちはラッキーパンチばかり。まあ4番がいいところで打ってくれてるから、なんとかなってますね」文・インタビュー:高木遊取材協力:東都大学野球連盟

【拓殖大学初の1部昇格へ①】尾松義生&杉原賢吾インタビュー[東都大学野球]

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 全日本大学野球選手権翌日から神宮球場で行なわれる東都大学野球の「1部2部入替戦」。その入替戦で創部史上初の1部昇格を挑む拓殖大学。 開幕直前にエース・石橋良太(4年・明徳義塾)を故障で欠く緊急事態を救ったのが、石橋と同じ明徳義塾の後輩バッテリー、尾松義生(2年)と杉原賢吾(1年)だ。 その2人に「優勝まで」「力の源」「エースの離脱」「入替戦への想い」を聞いた。尾松義生(おまつ・よしき/写真左)・・・浜寺ボーイズ(大阪)ー明徳義塾ー拓殖大学2年。今季防御率0.58(1位/2部最優秀投手)、4試合4勝0敗。175cm70kg。左投左打。杉原賢吾(すぎはら・けんご/写真右)・・・明徳義塾中・高ー拓殖大学1年。今季打率.286(10位)、失策0。165cm72kg。右投左打。取材日:2013年5月18日初先発だった2人優勝の立役者と言ってもよいお二人ですが、こんなに早く(開幕から5週目)に優勝が決まると思ってましたか?—尾松「思ってなかったですね」優勝するにあたって、大きかった試合はありますか?—尾松「やっぱり日大戦(第2週・4/15〜17)ですね。1回戦に負けて、2回戦は僕が満塁のピンチを作って降板したんですが(6回1/3を投げ無失点)、福永さんが連続三振で相手の流れ断ち切って逃げ切り、3回戦は高橋さんの逆転サヨナラ本塁打で勝ちました。このカードを穫れたことが本当に大きかったですね」開幕週の東洋戦(4/9・10)はどうでした?長く1部で時代を築いた“名前のあるチーム”が相手でしたが—尾松「僕は初めての対戦だし、そもそも初先発だったのでガチガチだったんですが、味方がすごく点を取ってくれたので、なんとかなりました」杉原選手はどうですか?—杉原「僕はこの東洋戦で勝ち点穫れたのが大きかったですね。チームの開幕戦でもありましたし、自分としても大学に入って初めての公式戦だったので、手探りの感じではあったんですけど、わりと変に意識することはなく試合に入って、感覚を掴めた試合でした」開幕戦スタメンで行くぞと監督に言われたのはいつ頃ですか?—杉原「3月のオープン戦ぐらいから、ずっと出させてもらったので、気持ちの用意はしていましたし、高校の時も最初(1年生)から使ってもらっていたので気負うことはなかったですね」じゃあしばらく控えという経験は?—杉原「しばらく無いですね」「1番元気だし、グラウンドの隅々にまで目が届く」と杉原抜擢の理由を語る内田俊雄監督力の源はももクロと二郎!?尾松選手は『ラーメン二郎』の大ファンと聞きましたが、体の管理的に、そんなに食べてて大丈夫ですか?—尾松「逆に食べないと調子が出ません(笑)杉原とよく行ってます。こっちに来てからハマりました。試合前日に必ず2人で行ってます」体が重くなったりしないんですか?—尾松「逆にキレますね!“食べたから勝てた”と思ってます(笑)」ジロリアン(『ラーメン二郎』好きの人のこと)は拓大に多いんですか?—杉原「多いですね。みんな自転車でお店まで行ってます」ももいろクローバーZ(以下、ももクロ)が好きなのは尾松くんだけですか?(笑)—杉原「そうです。僕は違います(笑)」明徳義塾はテレビ観る時間があまり無いと、同じくOBの河合優介選手(4年・専修大学主将)が以前話していたんですが、知る機会はあったんですか?—尾松「僕らの頃(河合の2学年下)にはテレビとかは結構観られるようになっていたので情報は結構入っていました。けど、高校時代は皆AKBやったよね?」杉原「そうですね。高校の時は皆そうでしたね」尾松「だから最近ですね。好きになったのは」スポーツ選手にももクロ好きな人多いですよね?田中将大(楽天)もそうですし、高校野球でも多いですよ—尾松「でもコイツは受け付けてくれないんですよ」杉原「僕は特にアイドルで誰が好きとかはないですね(笑)」尾松オススメの豚小ラーメン(ラーメン二郎めじろ台店)※写真提供:尾松義生「(石橋さん抜けて)今季どうなるんやろ?と・・・」杉原選手を観て、1年生でも堂々しているなあと感じたんですが、ご本人としてはいかがですか?—杉原「そうですね、高校の時も大学の時もみんな優しいのでプレッシャーにはなってないです」尾松選手は8四死球2安打完封(5月1日 vs東京農業大2回戦)という”怪投“もありましたね—尾松「いやあもう、単にストライク入らなかっただけです」その試合、捕手として大変じゃなかったですか?—杉原「そうですね。審判さんとの相性とかもあって厳しかった面もありましたけど、そうなっても“強気で行こう”と決めていたので、尾松さんもなんとかしてくれました」シーズン開幕前に、明徳義塾の先輩でエースの石橋選手が怪我をし離脱。このことを知って、どう思われましたか?—尾松「いやあもう本当に春のリーグどうなるんかなあって思いましたね。石橋さん抜けて、誰が先発するか分からない状況になってしまったんで、やっていけるのかなあ?と思いました」捕手としてはどうでしたか?—杉原「僕はあんまり(チーム合流したばかりで)“石橋さんおっての拓大”っていうのをそこまで知らなくて。もちろんその存在の大きさは知ってるんですけど、今ある駒でやっていくしかないなと思い、乗り切れました」この先輩たちを1部の舞台に入替戦まで約1ヶ月以上(取材当時)ある中で難しい部分もあると思うのですが、いかがですか?—尾松「長い時間はあるんですけど、どういう練習をしていくかは監督から聞いているので、上手くやっていけたらなと思います」杉原「時間が空いても、自分はしっかりメリハリがつけられるので、あまり気を張りすぎずに楽しみにしています」“4年生を神宮に”という想いはありますか?—尾松「4年生中心にチームがまとまっているので、心から“この先輩たちを神宮に連れて行って、1部で試合させてあげたい”と思いますね」杉原「大学入ったばかりですけど、下級生みんながついていくという雰囲気を作ってくれているので、この4年生と1部に行きたいなと思いますね」最後に、入替戦勝つために必要だと思うことを教えてください—尾松「自分はリーグ戦と同じように後ろ(中継ぎ)には先輩がいるので行けるところまで行こうかなというのと、気持ちで負けないようにしたいですね」杉原「自分がリーグ戦で打撃も予想外の成績だったので、そこは欲を出さず(笑)まずは守りに徹して、しっかり投手陣が最少失点で終われるようにしたいです」エース不在の中、[写真上から]1回戦の先発佃(3年・広島商)、中継ぎとして要所を締めた宮城(3年・滋賀学園)、福永(3年・神村学園)ら豊富な投手陣でシーズンを戦い抜いた拓殖大学。【近日公開】次回②は攻撃面そして「4年生として」チームを牽引した北條貴之主将と高橋弘樹一塁手のインタビューです。お楽しみに!文・写真:高木遊取材協力:拓殖大学硬式野球部

【拓殖大学初の1部昇格へ②】北條貴之主将&4番・高橋弘樹インタビュー[東都大学野球]

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 今日から始まる東都大学野球1部2部入替戦。1929年の創部(東都大学野球連盟加盟は1949年)以来初の東都大学野球1部リーグ昇格を目指す拓殖大学。 今年のチームを文字通り引っ張っているのが、主将の北條貴之と主砲・高橋弘樹だ。それぞれ打線では4番・5番を張り、グラウンド内外ではリーダーシップを発揮し、チームを引っ張ってきた。そんな2人の入替戦に懸ける気持ちを聞いた。北條貴之(ほうじょう・たかゆき/写真左)・・・志学館高校(千葉)ー拓殖大学4年。今季打率.265(16位)。178cm80kg。右投左打。高橋弘樹(たかはし・ひろき/写真右)・・・拓大紅陵高校(千葉)—拓殖大学4年。今季打率.316(6位)。183cm85kg。右投右打。取材日:2013年5月18日気持ちを変えた前回の入替戦前回の入替戦( 2011年秋、中央大学に先勝しながらも連敗し、昇格を逃す)当時は2人ともスタンドで応援していたんですよね?—高橋「はい。自分がちょうど怪我して気持ち的にも落ち込んでいる時でした。その時の先輩や仲間たちが神宮球場で戦っているのを見て、“いいなあ。また勝って、せっかくなら俺もあそこ(神宮)でプレーしたいな”と思いました」北條「自分もスタンドで観ていて“いいなあ、かっこいいなあ”と思った反面、“今ここでメンバーに入っても、ビビって何もできないな”とも思ったので、そこからさらに練習するようになりましたね」今回は自身が主力となっての優勝です。しかし、こんなに早く(開幕から5週目)優勝が決まるのは“まさか”という気持ちですか?—高橋「そうですね」北條「あっけなかったですね」監督さんにいたっては(この試合に勝てば)優勝ということ知らなかったらしいですね(笑)—北條「自分がウィニングボール持っていったら、“まだ早い”って言われて。後々聞くとどうやら知らなかったみたいです(笑)」大きかった試合はどの試合ですか?—北條「やっぱり自分が思うのは(高橋)弘樹のvs日大3回戦での逆転サヨナラホームランですね。9回2アウトからでしたし」高橋「自分もその試合だと思います」あの場面はホームランを狙っていましたか?—高橋「いや、狙ってたわけじゃないんですが、打席入る前に監督さんから“ああ、このピッチャー(日大・井上)はスライダーピッチャーだなあ”って言われていたのと、自分が2回戦で併殺になったのも、この投手のスライダーだったので、それが頭にあったので上手く打てましたね」サヨナラホームランの気持ちはどうでしたか?—高橋「人生初だったので、いやあもう本当にめっちゃ気持ちよかったです(笑)しかも逆転で打てたので」北條「(次の打者だったので)俺が決めてやろうぐらいにも準備していたので、嬉しい半分、悔しいというか羨ましい半分と言う感じでしたね、僕は(笑)」今季3本塁打9打点はともにリーグ2位と、まさに4番の役目を果たしている高橋行動で引っ張るお二人とも打撃好調なシーズンでしたが、その要因はどういったところにありますか?—北條「自分は調子が良いというか、ダメならダメで上手く踏ん切りをつけてやれているので、それが芯に当たらなくてもヒットになったりしているのかなあと思います」内田監督からの“主将だからって特別なことをしなくていい”というアドバイスも利いていますか?—北條「そうですね。去年は打たなくてはいけないという気持ちで、自分で自分を追い込んでしまうようなところがあったのですが、今年は“せっかく4年生だし、野球を楽しんでやろう”という気持ちでやれていますね」高橋選手は本塁打3本と絶好調という印象ですが—高橋「どうなんですかね。自分もそんなに調子が良いわけじゃないんですけど、今までの試合の良い場面で打てているので、気持ちが楽にしてるかなあと最近思いますね。“ここで打たなくても、あの時打ったからいいっしょ”と。そう思ってたりしたら、良い結果が出ています」チームの雰囲気も良いなあと思うんですが、やはり4年生が中心に上手くまとまっているのが要因ですかね?—北條「あんまり僕は“自分が中心”でとは思っていないですね。弘樹の方が皆信頼してるというか、一言でチームの雰囲気を変えられる人気者なので、いつも弘樹に引っ張っていってほしいと思っています」高橋「1回そういう話を北條から直接されたことがあったので、特に意識はしてないですけど、自分の気分でチームが悪い方に行かないようにだけは気をつけています。行き過ぎた時は北條が注意してくれますね」ベンチ外の選手(スタンドの応援席)の雰囲気が良いのも印象的でした—北條「そうですね。例えば自主練習の時も、昔はただワーワー盛り上がっているだけという時もあったんですが、今年は盛り上がっている中でも、各自が課題を克服しようというやる気が見えたので、そこが違うのかなあと思います」さっきインタビューした尾松くんも「今年の4年生を1部に連れ行きたい」と言ってましたよ—高橋「口だけなんで、あいつは(笑)」 5番指名打者としてレギュラーを掴んだ北條。1年生捕手・杉原の防具付けを率先して手伝うなど、その“姿”でもチームを牽引する自分ららしく入替戦まで1ヶ月以上空くことで難しさもあると思います—北條「優勝した日のミーティングで自分は“(優勝が早くに決まったからこそ)厳しい雰囲気で練習をした方がいい”と話したんですが、同期の野添が“堅苦しくするより、自分ららしく課題に取り組むことができればいいんじゃない?”と言ってくれたので、そういう雰囲気でやっていますね」高橋「自分は堅苦しいのが嫌いなので(笑)。自分ららしく楽しく課題に取り組んでいければなと思います」入替戦に向けての決意を最後に教えてください—北條「ここまで来たんで絶対勝つのはもちろんですが、そこまで欲張らず、できることを徹底してやっていこうと思います」高橋「自分もとにかく元気を出して、入替戦まで期間も長いのででメリハリもしっかりつけたいと思います、個人的にはここまで調子良く来ているので、それを入替戦の舞台でも出せるようにしたいです」指揮を執るのは就任8年目の内田俊雄監督。亜細亜大学監督時代、リーグ戦13回・全日本選手権3回・明治神宮大会を2回優勝と輝かしい実績を残した。北條は「名将と呼ばれる監督をもう第2球場では戦わせたくないし、亜細亜とも1部で対戦させたい」と恩返しを誓った文・写真:高木遊取材協力:拓殖大学硬式野球部、東都大学野球連盟

主将・北條の一発で拓大逆王手!拓殖大学vs専修大学2回戦[東都大学野球1部2部入替戦]

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“開き直れる”強さ拓殖:◯佃(3年・広島商)専修:●山田(4年・県岐阜商)ー大野(2年・星稜)ー谷本(2年・済美)ー福田(2年・矢板中央) 3回裏に2失策と嫌な形で先制点を奪われた拓殖だったが、「苦労してるし、開き直れる強さがある」と内田監督が評す、主将・北條(4年・志学館)がその直後の4回表に逆転スリーランを放つと、5回にも相手ミスに乗じて4点を奪うビッグイニングを作り、最後は7回に再び北條がダメ押しとなるスリーベース。 リーグ戦で調子が上がらず、今季初めて2回戦の先発となった佃も、要所を締めるピッチングで専修打線をかわしていき、拓殖がそのまま8−3と快勝。1勝1敗のタイに戻し、決着を明日の3回戦に持ち込んだ。 一方、昨日大勝した専修は攻守で踏ん張れず敗戦。しかし、主将の河合(4年・明徳義塾)は「明日はみんなで強い気持ちを全面に出して戦いたい」と前を向いた。味方のエラーもあったが、最後まで冷静に投げ9回を5安打3失点に抑えた佃【コメント】◎拓殖大学・内田俊雄監督「今日はもう佃がよく投げたのと北條がよく打ったことが大きかったですね。(佃は—)リーグ戦からずっと良くなかったんですが、“ひょっとすると”という予兆みたいなものは最近になってありました。(昨日の大敗後ー)練習は帰ってからしてないですし、ミーティングも短めにして“早く寝ろ”とね。(明日に向けて—)せっかく流れを変えたんで明日勝ちたいですね。ただ今日も特に選手へああだこうだ言うつもりはありません。昨日今日とで選手が感じたこともあるでしょうし。思いきってのびのびやってくれりゃあいいです」 ◎拓殖大学・北條貴之主将「(昨日は大敗だったが—)リーグ戦の時から“2回戦を取る”ことが大事と思ってきましたし、他の選手も僕が特に何も言わなくても明るかったです。そういった開き直れる強さが今年のチームカラーですね。(スリーランについて—)追い込まれていたので特に狙い球は無く、逆方向に打つことだけ意識して、それでダメなら三振でもいいと思って打席に立ちました。(明日に向けて—)いつも通りで、特に何をするでもなく、1人1人がやることをしっかりやれればと思います」◎専修大学・高橋薫監督「(3回裏の攻撃ー)もらったチャンスを1点で終わらせて、自分たちから自滅してしまいました。(打線は—)佃くんの変化球が低めに落ちてて対応ができなかったですね。(明日は—)もうここまできたら全力でやるしかないですね。気持ちばかりでもいいことはないし」◎専修大学・河合優介主将「今日は序盤に先制できたのでいい形ができましたが、スリーランが痛かったです。あとは、その後のミスでの4失点が痛かった。(打たれたスリーランについて—)スプリット系の落ちる球なんですけど、もう1球ボール球を見せても良かったかと思います。もっと慎重にいかなければならなかったのに、勝負に急いでしまいました」逆転された次の回にはバント処理で送球エラーをし、さらにピンチを広げてしまった山田。5回無死満塁の場面で降板した。文・写真:高木遊写真・専修大学インタビュー:松井智子取材協力:東都大学野球連盟

拓大創部以来初の1部昇格!!草むしりから始まった一丸野球専修大学vs拓殖大学3回戦[東都大学野球1部2部入替戦]

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3回から登板の福永が7回完全リリーフ専修:●△池田(3年・新潟明訓)拓殖:△尾松(2年・明徳義塾)ー◯福永(3年・神村学園)※△は左腕 最終打者の打球をライト村岡(3年・志学館)がフェンスに足をかけ、ジャンピングキャッチ。その瞬間、この日殊勲のノーヒットリリーフを果たした福永のもとにベンチ入りメンバー全員が集まり歓喜の輪ができた。 試合は初回、拓殖が相手失策で先制すると、続く5番・北條(4年・志学館)がセンターオーバーのツーベースで追加点。昨日の2回戦に続き主将が貴重なタイムリーを打つと、3回から登板した福永が、1人の打者も出さない完全リリーフで、この2点を守り切りゲームセット。拓殖大学が1929年の創部(加盟は1949年)以来初となる東都大学野球1部昇格を決めた。 一昨年から大学の強化団体に指定され、昨年、学内に野球部寮が完成。それまでは学外の寮で「すべて自己管理で、悪く言えば好き勝手に生活していた」(北條主将)。だが、学内に寮が完成したことでコーチやスタッフも入寮するようになり、生活がしっかりと管理されるようになった。 そしてこの3月からは寮の周りの草むしりを、朝7時から内田監督や高橋コーチ、そして4年生を筆頭に全員で敢行。役職や学年に関係なくこうした行動をしていくことでチームに一体感が生まれ、プロも注目するエース石橋(4年・明徳義塾)の故障離脱さえ、「危機感が募り、より良い練習ができるようになった」(内田監督)とプラスに変えた。 最後に北條主将は「このままでは当然1部で戦えないが、秋の開幕までの期間で、監督の理想とすることに近づいき、優勝も狙いたい」と冷静に現状を分析しながらも、さらなる高みを目指すことを誓った。この日も貴重なタイムリーを放った主将の北條シーズン終盤から右ひじ痛に苦しんでいた福永だが、この日は完璧な投球を見せた。「マッサージしてくれた人やチームみんなに感謝したいです」と謙虚に話した【コメント】◎拓殖大学・内田俊雄監督「(3回始めでの継投ー)尾松に相手がタイミング合ってるようだったので、代えました。ただ福永がここまで良い投球をしてくれるとは。(この試合のキーポイント—)北條のタイムリーが大きかったですね。(創部初の1部昇格ー)今年は池田(昨年のエース/現日本通運)が抜け、エースの石橋も故障したので、どうなるかと思いましたね。ただそれで練習のしがいが出たいうんか、危機感持って練習やってましたね。北條が最たるもんですけど、4年生が率先して練習に取り組んでくれました」◎拓殖大学・北條貴之主将「負けたら帰れないぐらいに思っていたので、勝ててホッとしています。自分としてチームを引っ張るのは、ただひたむきに練習することだけでした。4年生が、中でも弘樹(4番の高橋)が中心となってチームを良い方向に持っていってくれました。(秋に向けて—)せっかく1部に上がれたので、残留ではなく優勝を狙いたいです。今のままではとても無理ですが、秋までに監督の理想に近づいていければ結果もついてくると思うので」◎高橋弘樹内野手(4年・拓大紅陵)「(優勝の瞬間ー)もう言葉にならなかったです。初戦は緊張でなかなか眠れなかったですが、初戦に大敗したことで吹っ切れました。監督からも“10点差付いたら諦めて帰ろう”と言われていたので。(秋の戦いに向け—)楽しみですもう最後なので楽しむだけです。」◎専修大学・高橋薫監督「やっぱりリーグ戦で勝てなかった状況がありますから、ピッチャーの故障もありましたし。大野がまずシーズン前に肩をちょっとやって投げきれませんでしたし、池田や山田も全然本調子ではありませんでした。(リーグ戦は—)最初の駒澤戦から歯車が狂ってしまいました。いろんな手を使ったが上がってきてくれなかったですね。(初回のタイムリーエラーについて—)サードがしっかりしていたらゼロで終わったのは事実ですが、私が使っている以上は1年生なので責められません。(秋に向けー)打てないのは事実ですので、ワンチャンスを生かしていけるかが鍵になると思います。あとはしっかり守って、きっちりとした野球をしていけないと厳しいですね」◎専修大学・河合優介主将(4年・明徳義塾)「去年の秋…4年生の力で上げてもらったので、先輩に申し訳ない気持ちと悔しい気持ちでいっぱいです。(相手投手は—)打てなかったんで、いいピッチャーだったんだと思います。(1部で厳しいと感じたところは—)すべてですね。甘くない。そういうことを実感させられた春でした。すべてにおいて、シビアで、自分たちが甘かったです。これからは技術もですが、メンタルを鍛えてまた2部から這い上がりたいです。春の1部の経験を秋に生かしていきたいです」わずか1季で2部降格となってしまった専修文・写真:高木遊写真・専修大学インタビュー:松井智子取材協力:東都大学野球連盟

復活誓うエースそしてドラフト滑り込みへ①石橋良太(明徳義塾→拓殖大学)

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 春季、「エース」と期待されながらも怪我でシーズンを棒に振った2人の4年生エース。彼らは故障期間中に学んだことを生かし、またその悔しさをバネに、秋季での復活とチームの優勝、そしてそのさらに先には幼い頃からの夢『プロ野球』にも目を向けている。そんな好右腕2人に捲土重来を期す想いを聞いた。 1回目の今回は、身長172cmと投手としては小柄だが、バランスの良いフォームから放たれるMAX149km/hのストレートを中心とした投球で、抜群の安定感を誇る石橋良太の想いを紹介する。石橋良太(いしばし・りょうた)・・・172cm67kg。大阪府出身。浜寺ボーイズから明徳義塾を経て、拓殖大学に入学。4年。3年連続東都大学野球2部リーグ秋季最優秀防御率。春季はエースと期待されながらも、開幕前に右肘を負傷。だが後輩投手陣が「石橋さんを神宮のマウンドに」と奮起しチームは1部昇格。今秋の完全復活とプロ入りを狙う。応援の大切さとか今まで知らんことばっかでした高校時代からずっとエースを任されてきたわけです、がスタンドからの応援というのはいつ以来でしたか?—石橋「高1の夏以来ですね。今まではマウンドかベンチにいつもいたので全然感覚が違いました。やっぱり応援もせなあかんし、スタンドもきつかったですね。まあキツいいうか、スタンドも暑いですし(笑)控えの部員の気持ちもわかるようになりました。応援の大切さだとか、今までは知らんことばっかりでした」リハビリはどういった感じでしたか?—石橋「とりあえず弱いところを強くしようと、上半身も鍛えて、体幹とかもやってました」内田俊雄監督からは何か言われていましたか?—石橋「今のうちにええ機会と思って鍛え直せと言われてました。“上半身鍛えろ”と。体重はちょっと増えました。71,2kgから75kgぐらいまで増えました。“太った”とも言われますけど(笑)」ストレスは感じませんでしたか?—石橋「ぼくあんまりストレスとかは感じないので。でも投げられへんというのは、やっぱりキツかったですね」投げられない気晴らしは「二郎(拓大野球部御用達のラーメン二郎めじろ台店)とかそんなんですね。二郎は自分めっちゃ行きますよ。今はだいぶ落ち着きましたけど1年生の時は毎日行ってた時もありました(笑)尾松に二郎を教えたのも僕です」とその二郎愛を語った。恩返しの秋。神宮球場でプレーする環境を作ってもらえた今、意識して取り組んでいることは何ですか?—石橋「投げる前の準備ですね。やれること全部やってからピッチングするということですね。今はもう教えられたことを全部しています」石橋くんもスタンドから見ていて感じたと思いますが、4年生中心にすごくまとまりを感じられた春季でした—石橋「今年はチーム一丸で、4年生が引っ張ってる感じですね。北條・高橋の人間性も大きいと思います。野手がしっかりやってくれてますね。投手は4年生僕だけなんですけど、3年の佃とか宮城とか福永が責任感持ってやってくれていますし競争もあります。(後輩投手の充実で)“自分もあの中で今投げれるんかな?”という気持ちなので、良い刺激にはなってますね」杉原、尾松、今里と3人の明徳義塾出身の1、2年生の活躍も大きかったですね—石橋「杉原は1年春から出るのは無理かなと思ったんですが、チームで1番活躍してますし。今里もそうですけど、先輩との野球の仕方が慣れてるなと思います。僕はそういうの全然無いんで(笑)」あとは「内田監督を神宮へ」という言葉も部員から自然と出ていましたね。内田監督のすごいところはどんなところになりますか?—石橋「野球の面はもちろんですが、(部員全員の日課となっている)草むしりとかそういうのも率先して、朝1番に来てやっているので、そういうのは他の監督と違うなあと。あとは朝来て勝手に洗濯とかやってくれてることもあるんですよ。“すいません”って恐縮なんですが(笑)普通はそこまでしないですよね。尊敬できますね」秋の目標、そしてそのためにすべきことを最後に教えてください—石橋「1部に昇格してもらって、神宮球場でプレーする環境を作ってもらえたので、恩返しして、下級生に来年も神宮でプレーさせてあげたいですね」亜細亜大学監督時代に多くの名投手を育てた内田監督。石橋の完全復活に誰よりも期待する1人だ。文:高木遊写真:岩永夏実、高木遊取材協力:拓殖大学硬式野球部

拓殖が歴史的1勝挙げる國學院大学vs拓殖大学1回戦[東都大学野球]

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4年生クリーンアップが要所でタイムリー國學院:●杉浦(4年・帯広大谷)ー久保田(4年・日大東北)ー△岡崎(3年・日大鶴ケ丘)拓殖:◯△尾松(2年:明徳義塾)ー飯野(2年:作新学院)※△は左腕 創部史上初の1部リーグでの戦いとなった拓殖は、1回いきなり一塁手・高橋(4年・拓大紅陵)の失策で走者を出す幸先悪いスタート・・・かに思えたが、尾松が牽制で走者を刺すなどし、なんとか無得点で最初の守備をしのぐ。 すると1回裏、この夏調子が一向に上がらなかったドラフト上位候補右腕・杉浦から四球と強攻策でのヒットでいきなりのチャンス。ここで3番・吉池(4年・水戸葵陵)がセンター前に弾き返すタイムリーで先制すると、さらに相手失策でも追加点。 これで楽になった尾松は3回以降からはフォームの安定と気持ちの余裕が見え、國學院打線から凡打の山を築く。 これに打線も応え、4番・高橋や5番・北條(4年・志学館)らのタイムリーで8得点。最終回に疲れの見えた尾松から飯野に切り替え、リードを守った拓殖が創部史上初の1部リーグ1勝を手にした。 一方、國學院は杉浦の不調だけでなく打線も湿りがちでまさかの大敗。春季から通じて、チームの流れを変える「救世主」のような存在がおらず、そういった選手の登場が待たれるところだ。◎内田俊雄監督「結果にこだわらずに思いきってやってくれました。クリーンアップの4年生も良いところで打ってくれました。これからも変な欲は出さずにね、やっていこうと思います」◎尾松義生投手(9回途中まで5安打2失点)「(初の1部、入学後初の開幕投手は—)めっちゃ緊張しました(笑)立ち上がりの悪さは自分の甘さですが、先制点を取ってくれて気持ちに余裕が生まれました。それが1番大きかったですね。(ももクロのファンなので)試合前にも聴いてきましたし、國學院の応援団がももクロの曲を応援歌に使っていたので、楽しかったです(笑)」文:高木遊取材協力:東都大学野球連盟

巧みな投球術で柿田が東都初完封! 拓殖大学vs國學院大学2回戦[東都大学野球]

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柴田が攻守に躍動「谷内さんのように」拓殖:●石橋(4年・明徳義塾)ー佃(3年・広島商業)國學院:◯△柿田(4年・旭川大高)※△は左腕 春季に4連勝と絶好調でシーズンを締めた國學院の柿田が、拓殖打線を面白いように揺さぶり、見事に4安打無四球完封勝利。春季からの連勝も「5」に伸ばした。 しかし夏の調整は「実戦で投げられる状態では無かった」と柿田が明かすほど調子を崩し、苦しんだ。だがそこで「竹田利秋総監督と感覚的なところを1つ1つ詰めていくことができた」と練習・修正に励み、しっかりと開幕にコンディションを合わせてきた。 この日も直球は130km/hを超えるぐらいであったが、武器である“相手をおちょくる投球”で凡打の山を築き、見事に東都初完封。「素直に嬉しい」と顔をほころばせた。 これで國學院はタイに戻し、明日のvs拓殖3回戦(試合開始12時)で勝ち点を争うこととなった。開幕にしっかり調子を合わせ東都初完封の柿田◎國學院大学・鳥山泰孝監督「ナイスゲームだったなあ、今日は柿田がよく投げてくれました。(昨日の大敗から今日に向けて—)いろいろなこと話しすぎて何を言えばいいか(笑)1番話したのは戦う気持ちと意図を明確に持ちなさいと。(攻守で活躍した柴田について—)2年生ですが、精神的にも技術的にも成長していて頼もしいです。(3回以降の攻撃について—)甘いですね。もう1度鍛え直さないと」◎柴田竜拓遊撃手(2年・岡山理大附)[先制タイムリー、そして好守で柿田をバックアップ]「(先制タイムリーは—)見逃しはせずに何とか次の春田さんに繋げようという思いでした。追い込まれてからではありましたが、甘い球が来たので上手く打つことができました。(春より安定した守備について—)春は投手に迷惑をかけてしまったので、この夏は徹底してやってきました。谷内さん[前主将で遊撃手/現ヤクルト]のように内野陣のリーダーになっていきたいですし、“外野としっかりコミュニケーションを取るように”ということも参考にしているので、自分にとってとても大きな存在です」拓殖は故障で春季は登板ゼロだった石橋が、復帰登板で先発も5回7安打2失点で敗戦投手に。「チームにリズムを作れず申し訳ないです。ブルペンでの調子は悪くなかったのですが、気持ちが先走ってしまったようなところがありました」と唇を噛んだ。〈第2試合〉亜細亜が山崎の完封で連勝 5連覇に向け、まず勝ち点1青山学院大学0−1亜細亜大学 1回に中村篤人(4年・青森山田)のタイムリーで先制すると、この1点を亜細亜・山崎が5安打完封で守り、連勝。勝ち点を挙げた。 一方、青学は2日連続で1点差負け。田中(3年・仙台育英)は8回4安打の好投も報われず。文・写真:高木遊取材協力:東都大学野球連盟

柴田が連日の決勝打柿田は6連勝國學院大学vs拓殖大学3回戦[東都大学野球]

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試合を決めた小兵のガッツマン國學院:土倉(2年・遊学館)ー◯△柿田(4年・旭川大高)今季2勝拓殖:●△尾松(2年・明徳義塾)今季1勝1敗※△は左腕 「拓大さんは強かった。いい勉強をさせてもらいました」 試合後、國學院・鳥山監督がそう語ったように、今季のベストゲームとなる可能性さえある競り合いを國學院が制し、嬉しい開幕カードでの勝ち点獲得。 鳥山監督が試合後真っ先に「ありがとう。よくやった」と声をかけたのは、遊撃手の柴田(2年・岡山理大附)だ。 昨日、先制打でチームに決勝点をもたらした小兵のガッツマンは今日も先制点となるスクイズを決め、追いつかれた後の9回には試合を決めるセンター前ヒット。 守備でも「この夏、歴代のショートで1番練習した」と上月コーチが話すほどの猛練習の成果を発揮し、投手をバックアップ。 身長は165cmと決して大柄ではないものの、力のある打撃と安定感のある守備で今後も國學院を盛り立てていってほしい選手の1人だ。 拓殖も敗れはしたものの、7回にスクイズで追いつき、8回にはレフト・村岡の好返球で勝ち越しを防ぐなど泥臭い野球を展開。勝ち点こそ失ったものの、今後に期待が持てる内容だった。昨日の完投に続き、7回途中から登板し勝利投手となった柿田(写真左)。最終回にピンチも招いたが、「アウト1つ1つを取っていけば絶対に抑えられると思っていました」と臆せず腕を振った。(写真右は捕手で主将の石川)◎國學院大学・鳥山泰孝監督「(杉浦が先発を回避したことについて—)本調子ではなかったので、彼にとっても、チームにとってもベストな選択でそうなりましたし、オープン戦は土倉を中心に回して、良い内容でしたので。(柿田が7回途中から好リリーフで6連勝)いやあ、そんな大投手ではないんですが(笑)ただ、彼は苦労人ですので、その想いが今報われているのかなと思います。強い芯と強い成功欲を持っていますから」試合後多くの記者に囲まれた柴田。岡山理大附でクリーンアップを組んだ亜細亜大学・藤岡の活躍も刺激になっているようだ。文・写真:高木遊取材協力:東都大学野球連盟

劇的サヨナラで拓大が創部史上初の勝ち点奪取中央大学vs拓殖大学3回戦[東都大学野球]

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鈴木孝昌が歴史的一打中央:●△島袋(3年・興南)拓殖:佃(3年・広島商業)ー◯石橋(4年・明徳義塾)※△は左腕本塁打:中央・郡司(4年・浦和学院)[2回に佃からソロ]、拓殖・高橋(4年・拓大紅陵)[7回・島袋からソロ] 中央・島袋の前に6回まで1安打と抑えられていた拓殖だが、7回に先頭の4番・高橋がレフトスタンドへライナー一直線の同点ホームラン。主砲の一発で拓殖が息を吹き返すと、好投の佃を引き継いだエース・石橋が8回・9回を好リリーフ。 そして9回、バントヒットと2四球で1アウト満塁のチャンスを作ると、7番・鈴木(2年・山梨学院大附)のライトフライで快足の代走・垣花(3年・糸満)が生還し、サヨナラ勝ち。劇的勝利で創部史上初めて、東都1部での勝ち点を獲得した。 一方、中央は2カード連続で勝ち点を落とした。島袋は4安打の好投も、得点は郡司の本塁打のみ。要所でのバントミスを喫するなど精彩を欠いた。先発・佃とともに好投した2番手石橋(写真)に今季2勝目となる白星がついた。◎拓殖大学・内田俊雄監督「1点2点の勝負になると思ったので、ピッチャーがよく頑張ってくれました。(継投のタイミングはー)チームに喝を入れるためにもと思いまして、4年生の石橋を投入しました。力みもなく、ボールも打者に向かって行く気合いも良かったですね。(初の勝ち点獲得ー)いやいや、ホッとなんかしませんよ。毎日必死です(笑)」◎拓殖大学・高橋弘樹内野手「(同点ホームランについてー)1回戦で島袋から4三振だったので、監督から“力を抜いて、バットが体に巻き付くようにスイングしろ”と言われていて、1番良いスイングができました」サヨナラ犠牲フライを放った鈴木は「“バットのヘッドを返す意識で引っ張れ”と監督に言われ、その通りに打てました」と喜んだ。垣花が快足を飛ばし、三塁からホームイン。この瞬間、拓殖大学の創部史上初の勝ち点獲得が決まった。文・写真:高木遊取材協力:東都大学野球連盟

亜細亜が4年生の活躍で開幕5連勝亜細亜大学vs拓殖大学1回戦[東都大学野球]

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途中出場の原田が逆転弾亜細亜:◯九里(4年・岡山理大附)※3戦3勝3完投拓殖:佃(3年・広島商業)ー●石橋(4年・明徳義塾)本塁打:亜細亜・原田(4年・福岡第一)[7回に石橋から2ラン]、亜細亜・中村篤人(4年・青森山田)[8回に石橋からソロ] 雨が降りしきる中始まった第1試合、ここまで秋季2戦2勝2完投のエース・九里だったが、初回はぬかるむマウンドに苦しみ、安打と2四球で1死満塁のピンチを招く。ここでゲームは41分間中断されるが、再開後に内野ゴロと、拓殖6番・鈴木(2年・山梨学院大附)のタイムリーで3点を献上する。 ただここで大崩れしなかった九里は、2回以降安定した投球を見せる。 すると亜細亜打線は2回・4回に得点し、じわりじわりと拓殖投手陣にプレッシャーを与えていく。そして迎えた7回に途中出場の原田が拓殖2番手・石橋から逆転となる2ラン本塁打。これでスコアをひっくり返すと、8回には4番・中村篤人がダメ押し本塁打。 投げては奮投する九里を嶺井が好リード。相手の盗塁を読み切り二塁で刺すなど、今日も安定感抜群だったバッテリーはそのリードを守り切り、亜細亜がそのまま勝利。開幕5連勝を飾った。◎亜細亜大学・生田勉監督「4年生が活躍してくれました。九里・原田もそうですし、嶺井の好判断もありました。(逆転本塁打の原田は—)今、同じ一塁手の遠藤の状態が良かったので使いどころがなかったのですが、彼はもともと技術があるので、今日のような打撃ができる選手です。よく打ってくれました」文:高木遊取材協力:東都大学野球連盟

4番高橋が全打点挙げる活躍今永は4連敗駒澤大学vs拓殖大学1回戦[東都大学野球]

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佃ー石橋のリレーで拓殖先勝駒澤:●△今永(2年・北筑)ー中川(1年・宇和島東)ー高橋(3年・藤井学園寒川)拓殖:◯佃(3年・広島商業)ー石橋(4年・明徳義塾)本塁打拓殖・高橋(4年・拓大紅陵)[2回・今永からソロ] ともに目の覚めるような一打だった。 拓殖の4番・高橋は2回、1ボールから駒澤・今永が投じた真ん中寄りに入ってきたストレートを振り抜くと、打球はレフトスタンドへ一直線。さらに続く3回には2死満塁の場面で再び高橋。これも今永の甘く入った初球のストレートを狙い澄まし、ライナー性の打球で左中間を破る走者一掃のツーベース。 これで勢いに乗った拓殖は、先発・佃が今季最長の8回まで投げると、最終回はエース・石橋がしっかりと締め、逃げ切った。最後はエース・石橋が締め、連敗を2で止めた◎拓殖大学・高橋弘樹内野手(全4打点を挙げる活躍)「ホームランは思ったより飛んでくれました。今永くんのストレートに振り負けないように練習してきましたし、しっかり甘い球を振り抜けました」◎拓殖大学・佃勇典投手(今季最長の8回を投げ、東都1部初勝利)「後ろには石橋さんもいるので、まず5回までしっかり投げて、試合を作ろうとマウンドに上がりました。(好調続くが—)自分は硬いマウンドの方が好きなので、神宮は投げやすいです」◎駒澤大学・今永昇太投手(これで今季5戦4敗)「やはり春よりは調子が良くないです。今日も要所で甘く入ってしまいましたし、相手の4・5番を警戒していたので、その前に走者を出してしまったことが大きな反省です。ただここで僕が落ち込んで、他の選手に不安を与えてもいけないので、反省を生かして自分の投球を立て直していきたいです」秋季はなかなか調子の上がらない駒澤だが、正捕手・木下の復帰は明るい話題だ文・写真:高木遊取材協力:東都大学野球連盟

【新主将の決意④】村岡健次郎(千葉・志学館主将⇒拓殖大学主将)「溌剌颯爽」

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 昨秋、創部史上初めての東都大学野球1部リーグをAクラスとなる3位で終えた拓殖大学。そのチームを引き継いだのは、北條貴之前主将(現カナフレックス主将)に続き、2年連続で千葉・志学館高校出身の主将となる村岡健次郎外野手。 “名将”内田俊雄監督のもと、高校時代から大切にしてきた“溌剌颯爽”を胸に、チームを引っ張っていく。村岡健次郎(むらおか・けんじろう)・・・千葉県出身。小学校2年の冬から軟式野球を始め、中学時代は硬式の千葉北シニアに所属。高校は千葉の志学館高校に進み、星利磨外野手(神奈川工科大学4年)らとともにプレー。拓殖大学入学後はリーグ戦通算24試合に出場。昨春の入替戦ではウィニングボールを好捕し、1部昇格を決める。170cm65kg、右投左打の外野手。2年連続志学館出身の主将2年連続で志学館出身の選手が主将ということで、母校の監督さんも喜んでいるんじゃないですか?—村岡「そうですね(笑)喜んでたと思います。チームカラーが“真面目に元気よく”というものだったので、そういうことを大学でも続けていれば、こういう立ち位置になりやすいのかなと(笑)」主将就任は野球人生何回目ですか?—村岡「高校に続き2回目です。高校はチームカラーとして監督についていくというものでしたけど、大学は自主性も大事なので、そこは(主将の役割も)また違うかなと思います」これだけ部員もいれば、試合に出られない選手もいます。“全部員をまとめる”ということにあたってはいかがですか?—村岡「拓大はわりと皆、ベンチ外の部員もしっかりやってくれていますが、そのためにもやっぱり試合に出てる人間が結果を出さないといけないと思います」内田監督は凄い人ところは...内田監督から言われていることはありますか?—村岡「北條さんが主将になった時にも監督は言ったと思うんですけど、“そんなに気負わずにいけ。みんながいるから頼っていいし、主将と言っても優勝したら優勝旗もらいに行く役割ぐらいでいい”と言われています」内田監督から指導を受けて3年経ちますが、どういった印象ですか?—村岡「グラウンドに朝早くから来て、監督さんが水をまいていたり、石ころを拾っていたり、謙虚な人です。“実績あって凄い人なのに、凄くないように見えるのが凄い”と思います」最後に今季の目標を教えてください—村岡「自分がどうとかより、とにかくチームが勝てればいいですね。春の目標は、最後の週に青学とやるので、そこまでに出たミスを1つ1つ克服して、1部で戦える力をつけていくことですね」座右の銘は志学館高校野球部の部歌の曲名にもなっている“溌剌颯爽”。「高校の時はグローブにもその言葉を入れていましたし、今も大切にしてます」文・写真:高木遊取材協力:拓殖大学硬式野球部

拓大が首位・亜大に勝利 国学院大は連勝 優勝争いは最終週へ[東都大学野球]

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 第1試合、第2試合とも競った展開となったが拓殖大・国学院大ともに投手を中心に守り切って粘り勝ちした。青山学院:●△福本(4年・大阪桐蔭)ー加藤匠馬(4年・三重)国学院:△岡崎(4年・日大鶴ケ丘)、○△近藤(2年・柏日体)ー佐々木(4年・桐光学園)※△は左腕 国学院大は6回から先発・岡崎(4年・日大鶴ケ丘)の後を継いだ近藤(2年・柏日体)が気迫のこもった投球を見せた。9回にはポテンヒット2本で不運にも同点を許したが、その裏小木曽(4年・中京大中京)の三塁打と柴田(3年・岡山理科大附)のセンター前ヒットでサヨナラ勝ち。国学院大が連勝で勝ち点「3」。次戦(27日〜)は首位・亜細亜大と優勝を賭けて戦う。拓殖:○佃(4年・広島商業)ー杉原(1年・明徳義塾)亜細亜:●嘉陽(1年・松山聖陵)、△落合(4年・駒大苫小牧)、川本(3年・尾道)ー宗接(2年・神戸国際大附)、牛場(4年・常葉橘)※△は左腕本塁打:末廣(4年・中津北)[1回・嘉陽から3ラン] 拓殖大は先発・佃(4年・広島商業)が亜細亜大打線に8安打を浴びながらも、初回に末廣(4年・中津北)の3ランで奪った3点を、粘りの投球で守り切り3−2の逃げ切り勝ち。亜細亜大との戦績を1勝1敗のタイに戻し、決着は明日の3回戦に持ち込まれた。「インコースをしっかり突けたのが良かった」と近藤。大学初勝利となり「お世話になった人や親に報告したいです」と喜びを語った。「亜細亜の打者は皆怖いので、高めに変化球がいかないよう気をつけた」と佃。捕手の杉原(2年・明徳義塾)も「要所で変化球が決まっていました」と振り返った。今週から病気で療養となった花城(3年・八重山)のユニフォームが飾られた亜細亜大ベンチ。文・写真:高木遊

[東都大学野球]佃の真骨頂!粘り強い投球で拓殖大が開幕戦以来の勝利

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2014.10.1 東都大学野球秋季リーグ中央大学vs拓殖大学2回戦[中]●△村川(1年・浜田)、上田(4年・南宇和)—東(4年・高陽東)[拓]◯佃(4年・広島商)ー豊島(2年・中京) 拓殖大・佃が、まさに自身の真骨頂とも言える粘り強い投球で、チーム開幕戦以来となる白星をもたらした。 今季は肘の違和感を度々覚えるなど、十分な投げ込みができていない中ではあったが、9安打1四球で完投。「低めに緩い変化球(カーブ、チェンジアップ)を集めることができました」と本人が語るように、直球・変化球ともに丁寧にコースを突く投球で、強打の中央大打線を1得点に抑えた。 打っても3番・石内(3年・下妻二)の2安打3打点などで7回までに4点を奪い、佃を援護。 さらに8回は無死から四球をもらった直後に、「足のスペシャリスト」垣花(4年・糸満)を代走に送ると、二盗→送りバント(一死三塁)→スクイズと無安打でダメ押し点を奪ってみせた。 苦戦が続く拓殖大だったが、連敗を「5」でストップさせ、このカードを3回戦に持ち込んだ。エース・佃がチーム巻き返しのキーマンとなれるか!? 卒業後はJR西日本に進む予定となっている◎拓殖大学・内田俊雄監督「(今日の勝利は)佃に尽きますね。(投げ込みも不足し)どこまで放れるかなとは思いましたけど、よく投げてくれました。(3打点の石内は)思いきって振ってこその打者なんですけど、消極的になったりすることもあってねえ。でも今日はしっかり打ってくれました」◎拓殖大学・佃勇典投手「これまで投げ込んでも50球、連投もできて2日ぐらいだったのですが、今日は右肘に痛みもなく、最後までもちました。(今後に向けて—)せっかく神宮球場で試合をできる最後の機会なので、楽しみたいです」佃投手に関しましては10月2日発売の雑誌『ホームラン』でも取り上げておりますので、そちらもぜひ読んでいただければとお、思います。文・写真:高木遊取材協力:東都大学野球連盟

[東都大学野球]ドラフト上位候補・江越が打線を引っぱり駒大快勝!

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2014.10.15 駒澤大学vs拓殖大学1回戦[駒]◯△今永(3年・北筑)、△中山(1年・市立川越)—高橋亮(2年・埼玉栄)[拓]●佃(4年・広島商)、宮城(4年・滋賀学園)、△尾松(3年・明徳義塾)、大井(1年・菊川南陵)、稲葉(2年・呉商)—豊島(2年・中京)、岡田(4年・鳴門渦潮)、三輪(3年・佼成学園)※△は左腕 4番・江越(4年・長崎海星)が4打数4安打3得点の活躍で14安打を放ったチームを活気づけ、駒澤大が快勝。優勝にまた1歩近づいた。投げてもエース・今永が、雨が強く降りしきる中、8回を投げ14奪三振無失点に抑える力投。4回の1死満塁のピンチもセカンド・前田(3年・京都外大西)がセンターに抜けるかと思われた打球をダイビングキャッチ。さらにそこからのグラブトスで併殺を完成させるなど、攻守一体で駒澤大が勝ちをもぎ取った結果となった。 なお第2試合に予定されていた中央大vs青山学院大1回戦は悪天候が予想されたため、16日の第1試合に順延となった。 16日の第1試合で中央大が敗れ、第2試合で駒澤大が勝てば、駒澤大の2001年秋以来27度目の優勝が決まる。◎駒澤大・江越大賀外野手(4年・長崎海星)「春、佃にチェンジアップを打たされての凡打が多かったので、“引きつけて打て”という監督の指示をしっかり実行できました。打撃練習でキレイな打球を打つのではなく、まずは引きつけることを意識してきました。(優勝争い—)去年の春も“あと1勝”というところで負けたので、しっかりこの目の前の試合を取ろうとチームで言ってきました。今、1打席1打席集中できているので明日も大事にしていきたいです」◎駒澤大・西村亮監督「あのダブルプレー[前田のファインプレー]は大きかったですね。江越もこうして打ってくれると打線が活気づきますし、今永も雨の中よく投げてくれました。(明日は優勝がかかる可能性もあるが—)ノックでの硬さも見られましたが、昨春も優勝争いを経験しており、今日はチーム全体としてのベンチワークなどで対応できました。明日もしっかり1つ1つのプレーをしっかりやっていきたいです」◎駒澤大・今永昇太投手(3年・北筑)「(中盤から雨が降りしきる中、好投—)序盤は力で押しましたが、中盤・終盤にかけては球のスピンを意識して投げました。(14奪三振について—)拓殖大の打者は追い込まれると粘って、甘い球を待つというような印象だったので、腕をしっかり振ってくコースを突きました。(優勝争い—)優勝を意識しないことは難しいですが、いつも通り相手を分析し、しっかり戦っていきたいです」文:高木遊取材協力:東都大学野球連盟
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